FXには「マージンコール」というシステムがあります。
「マージンコール」とは・・・「警告通知」のことです。
取引で損失がおおきくなって、証拠金が一定の割合を下回るとおしえてくれるんです。
具体的には「必要証拠金の金額が不足しています。すぐに追加の証拠金を入れてください」
という内容のメールがとどくそう・・・。
いやー、こわいです^^;
そもそも、なぜ「マージンコール」があるのかというと・・・
FXの取引をするために「証拠金」が必要になります。
取引をつづけるためには、決められた金額以上のお金がFX口座に入金されていることが
条件になっています。
投資をしていると、一度利益が出始めると、もっともっとかせぎたい。
その反対に、損失が出ていると、「いつか上がるかもしれない」と淡い期待から
ずるずると損失を引きずってしまったりします。
外国為替市場は日々、こくこくとうつりかわっているもので・・・
為替レートがあなたの予測とは反対に動く可能性もあったりするわけで・・・(涙)
そのとき、あずけてあった証拠金以上の損失が発生することを防ぐためのもの
・・・それが「マージンコール」です。
では、じっさいにマージンコールになってしまったらどうしましょう・・・
証拠金を追加すれば、(証拠金を追加することを「追証(おいしょう)」といいます)
そのまま取引をつづけることができます。
もし入金しなかったら・・・「ロスカット」されます。
「ロスカット」とは・・・
それ以上損失を大きくさせないための強制決済のことです。
この機能があるために、口座に入っている金額以上に損失がふえることはありません。
では、具体的な数字でおはなししますと・・・
たとえば、証拠金が50%でマージンコール、20%でロスカットの会社の場合。
10万円の証拠金で米ドルを10000通貨買ったとします。
わかりやすく1ドル=100円で計算しますね。
米ドル100万円÷証拠金10万円=10
この時点でレバレッジ10です。
為替がうごいて、1ドル=95円になりました。
1万通貨買っていますので、5万円の損失です。
・・・はじめ入金した10万円が5万円になってしまいました。
つまり半分・・・証拠金が50%。
このときに「マージンコール」が発生します。
さらに証拠金を追加せずに1ドル=92円までなってしまったとしたら・・・
証拠金が20%になりますので、「ロスカット」されます。
(手数料をかんがえると、実際は92.2円くらいで決済されてしまいます)
さて、あなたのお金をゼロになってしまったでしょうか?
ありますよね〜^^ 20%分の証拠金が。
10万円の20%ですから2万円です。
言葉だけきくとちょっとこわいイメージがあるマージンコールとロスカットですが、
実はあなたのたいせつなお金をゼロにしないための安全装置なんです。
でも!ここで安心してはいけませんよ〜!
こうならないようにしないためにも・・・
レバレッジを低くすること!!!!!
これが一番〜^^安心&安全^^
レバレッジ2〜3倍くらいが安心だとおもいます。
私もいつもその2〜3倍で取引しています。
(デイトレの場合は5倍くらいになることもあります^^;)
目安としては、「証拠金維持率」が30%以内におさまるようにトレードしています。
たーっぷりの証拠金があればこんな心配はしなくていいのですが^^;
それぞれの会社でマージンコールとロスカットの割合がちがいます。
ここはあなたの資産をまもる上でとっても大切なことですので、
しっかりと把握してくださいね。
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